今年は、自分の努力でどうにかなることもそうでないことも、節目となる出来事が多い一年となると思う。
まずは自分の努力でどうにかなることとして、仕事での直近3年間の成果を論文で出し切ることを最優先でやる。あとはプライベートでやっている2題の研究もそれぞれ論文や報文に仕上げていきたい。特に休学にして止まったままになっている博士課程での研究は、いい加減に終わらせる道筋をつけなければならない。休学期間を含めた在学年限も結構ギリギリになっているので、頭の痛いことではあるが、春までに方針を決めておかねば。趣味でやっている昆虫分類の仕事も、気分転換の意味でも定期的に外に採集に出かけたい。こちらは昨年に引き続き、県レッドリストの改訂に反映してもらえるような記録を得るのが目標。
自分でどうにもできないこととして、今年の春の人事異動が懸念材料である。最近の自分の周囲の動向を見ていると、今年の春に他部署(非研究職)へ異動する可能性がそこそこ考えられる。一応、3年で異動になることも想定して、自宅に中古顕微鏡などの設備はひと通り揃えてきたので、異動になっても在野で充分やりたいことは続けられるようになっている。むしろ、人材の継続性という面で職場側の方が困るのだろうと思うが、人事の考えていることはよくわからない。異動の可能性も考慮して、これだけは、という成果は論文化を急いでいる。
逆に今年も引き続き研究職に残留になれば、ある程度先まで落ち着いて在籍できる可能性が高まる。そうだとしても、今書いている論文が業界的に物議を醸すものであるので、異なる方面での困難が予想されるので気を強く持たねばと思う。
三浦しをんが辞書編集者を描いた小説「舟を編む」を以前読んだが、途中で仲間が一人、また一人と減っていく中、不遇に見舞われながらも淡々と出版に向けた作業を続けている主人公が非常に印象に残っている(個人的には実写映画版が一番好き)。自分も身近な仲間が毎年一人また一人と転出し続けていて、さらに研究以外の雑務が増える一方という状況で明るい将来というものがあまり見通せないので、一人きりでも淡々と手を動かし続けられるような気持ちの強さを身につけられたらとも思う。