2020年の振り返り

しばらくブログを更新しないうちに年の瀬を迎えてしまいました。

1週間ほど前にようやく1本めの論文を投稿して、一区切りがつきました。これだけは本当に最低限年内に終わらせたかったので、ちょっと安心して年を越せそう。

思えば、論文と名前のつく文章をしっかり自力で仕上げきるのは、本当に久しぶりなのです。自分が述べている事柄について、どこまでが既知でどこからが既知なのかをはっきりさせたり、一点も曖昧な言葉を使わずに説明したりするのは大変に骨が折れる(というか面倒くさい)もので、なんというか面倒臭さから逃げないことが大事なのでしょうね。

今年はひたすら論文執筆をしつつだらだらと過ごす1年だったような気がします。本当は野外調査をふんだんに進めたかったのだけど、コロナ禍で外出自粛が続き調査シーズンを逃してしまいました。博士課程に進学した一番大きな動機が「野外調査と論文執筆にまとまった時間をとりたい」ということだったのだけど、野外調査は叶うことなく3年を終わることになりそうです。来年も少しはできるとはいえ、D3の夏となるとD論をまとめることに注力するはずなので。

野外調査が十分にできなかった点を除けば、その他の生活はあまり変わらない日々でした。むしろ、自宅の研究環境を改善したりオンラインでの研究活動がメインになったことは自分にとっては過ごしやすいものだったので、差し引きではさほど大きくマイナスにはならなったと思います。

来年はいよいよ博論執筆の年なので、心身を健康に保ちながら、1本でも多くの業績が出せるように過ごしたいなと思います。